川上矯正歯科医院 Shot & News

生活情報誌　リビングたかまつ　http://www.takalivi.com/

「教えて！歯の矯正」を定期的に掲載中！

川上矯正歯科　川上　清一院長が
矯正の事はもちろん、気になる虫歯、お口の事を分かりやすくお伝えしています！

今回は「口呼吸は歯並びに禁物」と題して、
口呼吸が歯並びに与える悪影響について。



口呼吸は歯並びに禁物
花粉の季節は鼻づまりでのどの痛みや乾燥に悩む人も多いのでは。人は本来、鼻で呼吸するもの。鼻は呼気を温め加湿するとともに、ごみなどを取り除く、いわば高性能空気清浄機みたいなもの。
ところが口呼吸は外気が直接気管に入り、風邪をひきやすくなるだけでなく、口の中が渇いて、虫歯や歯周病が進行、口臭の原因にも。歯並びやかみ合わせを悪くすることもあります。というのも口が開きっ放しだと唇が前歯を外から押さえつけなくなるため、「上顎（じょうがく）前突」になる危険度が増大。就寝時にいつも開いたままだと、下あごが後方に下がり、上下の前歯がかみ合わない「オープンバイト」に、特に成長期に口呼吸が続くと、いわゆる「あご無し」になることも。
　また、口呼吸は集中力が低下するなど精神面でも良くないといわれています。口呼吸を鼻呼吸に改善し、計算力や記憶力が高くなったという研究も。花粉症や慢性の鼻炎、扁桃（アデノイド）肥大などの早期改善は、健全な鼻呼吸により、良い歯並びやかみ合わせをはぐくむことにもなります。