川上矯正歯科医院 Shot & News

生活情報誌　リビングたかまつ　http://www.takalivi.com/

「教えて！歯の矯正」を定期的に掲載中！

川上矯正歯科　川上　清一院長が
矯正の事はもちろん、気になる虫歯、お口の事を分かりやすくお伝えしています！

今回は「幼児の歯並びチェック」と題して、乳歯列期に歯並びが悪かったらどうしたらよいか、というお話し。

幼児の歯並びチェック

　子どもの矯正治療は、ある程度永久歯がそろってからの方が、治療期間など効率的に行えます。そのため小学校就学前に不正咬合（ふせいこうごう）に気づいて歯科医院を受診しても、「もう少し待ちましょう」と言われることが多いかと思います。受け口（反対咬合）の場合は乳歯から永久歯に替わる時に自然に治ることもありますし、早く治療して再発することもあるため、前歯が永久歯に替わる６～７歳から取り組むのが一般的。また、あごが小さく永久歯が生えそろう余地がない場合は、すべて永久歯に替わる１２歳前後が適齢期でしょう。
　とはいえ、たとえ２～３歳でも不正咬合に気づいたら、歯科医や矯正専門医に相談を。中にはこの時期に矯正することで大きな問題にならずに済むケースもあります。軽度の反対咬合なら、低年齢でも無理なく使える簡単な矯正装置で治療が可能です。また、かみ合わせたときに上下の前歯の中心がずれている場合などは、放置すると骨格のずれになってしまうこともあるため、乳歯の時に矯正治療を済ませる方が好ましい例といえるでしょう。